2006/07/18

米Yahoo!のトップページ刷新に見る「F-Shaped」


INTERNET Watchにて米Yahoo!のトップページデザイン刷新の記事があったのでクリップ。
開業以来、最も重要で意義深い変更だそうです。

米Yahoo!、開業以来で最大規模のトップページデザイン変更
[参考]Yahoo! トップページ

実際に行って見てきましたが、確かに結構変わってました。
Yahoo!はだいぶ前よりWeb2.0を標榜してきましたが、
今回は、その一端を示すリニューアルのように見受けられます。

もちろん、ページ右上部のサービスや、検索窓、各種ニュースタブに
Ajaxがこれでもかっていうくらい使われている程度では、
即「Web2.0」とは認められないところがこのBuzzWordの憎らしいところ
ではある思いますが、
これだけ大きなメディアがスパッとトップページを刷新する、
その思い切りの良さは評価できると思います。
TechCrunchでもコメントされているように、
数百万人のユーザーが一気にAjax体験(しかも初めての)をするというのは
凄いことですし、まあ人類初ですから、楽しくなりそうですね。
Millions of people may have their first interaction with Ajax in the coming days.

さて日本ですが、他国とは足並み揃えないみたいです。
Yahoo!JAPANは資本の関係もあり、他国のように早急なローカライズは
厳しいと思いますが、近い将来変わっていくんじゃないかと勝手に
想像しています。

ところで、Yahoo!の新トップページを眺めていて、Ajax的な部分以外に
注目する点はないかなーと思って色々考えていたんですが、
各サービスの配置を見ていて、このページを思い出しました。

F-Shaped Pattern For Reading Web Content (Jakob Nielsen's Alertbox)

3ヶ月くらい前にもGigazineで取り上げられていたので有名な記事です。
人間がウェブサイトを見る目線の遷移は、「F」の字のようになっている
という研究結果ですが、確かに、ページを見る際は、画面左上部あたり
からニュース記事のタイトルやサマリーを確認しつつ、右側のサービスや
広告やナビゲーションを確認したのち、左下に戻って次の記事やニュース
を確認しにいくという流れを無意識のうちに行っている気がします。

今回のYahoo!のリニューアルっぷりを見ると、検索窓はロゴと同位置まで
格上げ(?)され、旧デザインではロゴの左右にあって目立たなかった
Yahoo!の主力サービス群が、右側のメニュースペースに集約され、
しかもAjaxという命まで吹き込んでもらっています。
さらに、以前はページ右部に鎮座していた各種ニュースやトピックスを
上部の若干左側に寄せて注目度を集め、代わりに広告を置いています。
その他のサービスはページの最左側に縦メニューとして配置され、
邪魔くさくなく、しかしボタン化により以前より目立っています。

個人的には、見せたいサービス、もっと使って欲しいサービスを
「F」の軌道上に配置したかったのではないか?という感想を持ちました。
頻繁に更新されるニュースは以前より見やすい位置に来ていますし、
Yahoo!を常用している人にとっては、右側のサービス群は、以前より
Friendlyに感じられると思います。
いいリニューアルなのではないでしょうか。

ただ、一つ苦言を呈するとすれば、今回のリニューアルを広めることを
目的として行っているキャンペーンはいただけないです。

米ヤフー、サイト刷新で草の根のキャンペーンを展開--ユーザーからのビデオを募集 - CNET Japan

これは「Buzzを起こす=Web2.0的じゃね?」のようなフレームで仕掛けた
キャンペーンなのかも知れませんが、ノッてくる層が限定的のような
気がします。発想が、「上から」ですし。

「上から」感はYahoo!だからこそ受け手(自分を含めて)が感じてしまう
のかも知れません。
ビデオを撮って編集して投稿するまでのプロセスをカジュアルにこなせる
リテラシーを持った層が、今回のキャンペーンに喜んで馳せ参じるほどの
ロイヤリティをYahoo!に対して持っているとは思えませんし、
そもそもやり方が直球すぎて面白くありません。
仕掛け作りに頭を絞った形跡が見られないのが気になります。

dodolookあたりを使って予告なしに展開とかしたら面白かったかも。(妄想)

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